診察券の加工

診察券の情報を侮ってはいけない理由とは何か

診察券は近年では病院に通院を始めると必ずと言って良いほど発行されるものであり、次回からこれを持参すると様々な手続きがスムーズに進められるため、非常に便利なものとなっています。
その反面その病院でしか使えないほか、名前以外の情報は書面に記載されていないため、中には不要になった場合に無造作に処分すると言う人も少なくありません。
しかし実際には診察券は様々な個人情報が掲載されているものと同じ意味を持つため、その取り扱いには十分に注意が必要です。
診察券は一般的に管理番号が記載されていることが多いのですが、この番号は病院内で管理するカルテと結びつくものとなっています。
このカルテには住所氏名や病歴などが詳細に記載されているため、様々な個人のデータがもれなく記載されていると言っても過言ではありません。
そのため、診察券を入手するとこれらのデータを場合によっては得ることができます。
さらに健康保険証とも結びついているため、これを悪用されることも多いため注意が必要です。

診察券の電子化で人から人への接触を減らす

人生で必ず1度はお世話になるのが、病院やクリニック。
そのため日常生活で診察券は身近な存在とも言えます。
その診察券といえば、これまで紙製やプラスチック製が当たり前でした。
しかしコロナ禍で人から人への接触をできるだけ避ける取り組みが社会で広がりを見せるにともなって、診察券にも電子化への移行が強まることが予想されます。
特に感染対策や衛生管理の徹底が求められる医療分野においては、これは当然のことかもしれません。
ただし一口に電子化といっても、様々なタイプのものが考えられます。
現時点ではスマートフォンのアプリを活用したタイプが代表格と言えます。
これは患者が自分のスマートフォンに専用アプリをダウンロードし、それを医療機関の窓口にある読み取り機器にかざすだけで、受付を済ませる仕組み。
わざわざ診察券を取り出す必要がない上、事前にアプリへクレジットカードを登録しておけば、受診後の会計でお金のやり取りをする必要もありません。
利便性はもちろん、感染対策や衛生管理の面でも、大いに期待ができます。